こんにちは、クリン@シニアです。
海外旅行を計画する時、『海外旅行保険』はどうしよう?と考えることがありますよね?
入らなくても旅行には行ける、でもちょっと心配な気も・・・
そうだなぁ、入ったほうがいいのかなぁ。
海外旅行保険、結構高いのよ。
ほんの1週間くらいの旅行なのにね・・・。
う~~~ん、そうですよね。
では、海外旅行保険のこと、詳しくお話ししますね。
海外旅行保険 いらないんじゃない?
それでなくても、航空券代、ホテル代・・・と、出発前にすでに高額になってしまいがちな海外旅行。
その上、旅行保険ってねぇ、と思うのは人情です。
シニアだけど元気だし、若者と違ってハメも外さないし、危険な場所にも行かないよなぁ。
食べ過ぎたり、疲れでちょっと頭が痛くなることくらいはあるかもしれないけど、常備薬も持って行くんだから、病院のお世話になることもないと思うのよねぇ。
海外旅行保険って、入らなくてもいいんじゃないかなぁ、と思う、というか、思いたい。
うんうんなるほど・・・わかります 🙁
でも!
これから行くのは外国、日本じゃないんですね。
医療事情、特に、医療”費”事情が全然違うんです。
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高額医療№1のアメリカで怪我したら?医療費は??
「ER」などの医療ドラマも超有名なアメリカ、医療技術も進歩しています。
ですが!!!アメリカの医療費ってべらぼうに高いんです。もう信じられないレベル!
普通の初診料が150ドル~300ドルです(1万5千円~3万円くらい)。
ハワイで交通事故にあって大怪我をしてしまい、17日間入院して、4千万円以上の治療費を支払った人がいるんですよ!!
えっ!!!ホントか???!!!
ホントなんです!
世界各国の医療費の比較は?
以下は、世界各国で盲腸の手術をした場合の価格比較です。
(データは日本医師会のウェブサイトより)
順位 | 都市 | 費用 | 入院日数 |
1 | ニューヨーク(アメリカ合衆国) | 152.2~440.9万円 | 1~3日 |
2 | パリ(フランス) | 22.1~97.3万円 | 3日 |
3 | マドリッド(スペイン) | 48.6~91.8万円 | 4日 |
4 | ロンドン(イギリス) | 74.1万円 | 2日 |
5 | ローマ(イタリア) | 69.2~73.1万円 | 3日 |
6 | ジュネーブ(スイス) | 27.8~70.5万円 | 3日 |
7 | バンクーバー(カナダ) | 66.7万円 | 3日 |
8 | シンガポール(シンガポール) | 34.9~43.6万円 | 3日 |
9 | デュッセルドルフ(ドイツ) | 35.7万円 | 3日 |
10 | (一般例)(日本) | 30.0万円 | 6~7日 |
う~~ん、やはりどこも高額ですね~~
特にアメリカはものすごく高いわ!!
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日本の国民健康保険の「払い戻し」とは?
日本の『国民健康保険証』は、当然ですが外国では使えません。
でも、帰国後申請すると、日本の『国民健康保険』で、海外旅行での医療費の払い戻し(海外療養費)を受けることができます!
ただし、海外でかかった医療費のほんの一部です。
例えば、ハワイで盲腸の手術をしたとすると、2日間の入院で、だいたい250万円くらいの治療費になります。(日本で治療した場合は、1週間の入院で、だいたい30万円くらいです)
ハワイでの医療費を、帰国後『国民健康保険』に払い戻しを受けるために申請したとすると、国民健康保険からの払い戻し額は、30万円×0.8の24万円です。
『盲腸の手術をしたら、日本では30万円だから、国内国外に関わらず、国民健康保険でその8割は支払います』ということで、24万円の払い戻しがあるというわけなんですね。
国保側は「国内の治療でも国外でも、負担額は同じ」ということです。
250万円-(30万円×0.8)=226万円
※保険診療が2割負担の方の場合
ということは、250万円-24万円=226万円の自己負担になるわけ??高すぎる・・・!!!
払い戻しを受ける場合、日本国内で保険適用外とされている医療や、保険適用外の薬が使われた場合は払い戻しを受けることができません。
保険適応外の医療の例としては、美容整形やインプラント、レーシックなどです。
また、治療のために渡航した場合も、払い戻しは受けられません。
ちなみに、民間の医療保険でも申請後、払い戻しを受けられるものがありますが、契約内容によってそれぞれ違うので、契約している医療保険会社に問い合わせてみてください。
払い戻し(海外療養費)は、海外旅行保険で医療費が支払われている・いないに関わらず請求することができますが、渡航前に書類をダウンロードして準備しておく必要があります。
帰国後に郵便等で外国語で申請書類を依頼したりするのはかなり煩雑で、また費用もかかってしまいますから注意が必要です。
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クレジットカードに海外旅行保険が付いている場合は?
お手持ちのクレジットカードに、自動的に海外旅行保険が付いているものがあります。
わたしの持っているJCBカードにも付いています。
ただ、保障額はカードによって違いますが、200万円~300万円のものがほとんどです。
今は、一人で数枚のクレジットカードを持つ時代だから、全部のカードの保証額を合わせると十分な金額になるかも??
と思ったのですが・・・
わたしがメインに使っているJCBカードのサービスセンターに直接電話で問い合わせてみたところ、『そのカードを使って旅行代金を支払った場合だけ、海外旅行保険が有効になる』と言われました。
カード会社によって違うと思いますが、クレジットカード付帯の保障では、頼りになるだけの保証は期待できません。
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海外旅行保険のメリットとデメリットとは?
次に、海外旅行保険のメリットとデメリットについてお話しします。
海外旅行保険のメリット
- 自分を保障してくれる
病気、怪我の治療・障害・死亡に対しての保証をします。 - 相手を保障してくれる
例えば、人に怪我をさせてしまった、ホテルの備品を壊してしまった場合、怪我をさせた相手やホテルの備品に対して保証をします。 - 持ち物を保障してくれる
スリにバッグを盗まれた、うっかり自分で自分の時計を壊してしまった等の保証をします。 - 旅行費用を保障してくれる
病気で旅行をキャンセルした、飛行機が遅れたせいでもう一泊しなくてはならなくなった等の保証をします。
海外旅行保険のデメリット
- 長期の旅行になると高額になる
(例)ハワイに旅行する場合(損保ジャパンの例)
- 4泊6日の場合:2,570円(1名分)/3,770円(2名分)
- 8泊10日の場合:4,360円(1名分)/6,940円(2名分)
- 12泊14日の場合:8,000円(1名分)/13,880円(2名分)
※人数分まとめて申し込むと、少し安くなります。
- 使う可能性は極めて低い
保険ですから当然ですね。
使う可能性は極めて低い上に確かにちょっと高いですが、安心を買うと考えて、海外旅行保険には必ず入って海外旅行に出発してくださいね!
まとめ
海外旅行保険、内容をよく調べて、入ってから海外旅行に行こうな。
えぇ、安心のために必要なのがわかったわ!
そうですね。
海外旅行保険は、自分だけでなく家族も、また万が一自分が何かトラブルを起こしてしまったような場合は、トラブルに巻き込んでしまった相手も守ってくれますから、安心ですね!
ステキなハワイ旅になりますように!